2012年09月18日

高齢者の転倒予防

スマート・エイジング・カレッジ 9月14日2コマ目の講義のテーマです。

講師は 東北大学大学院医学研究科 斎藤美華講師です。

転倒とは 何らかの原因によって 姿勢の制御ができない状態になったときに 本人の意思に反して 床面またはより低い場所に身体が倒れること。

転倒が高齢者に及ぼす影響
① 転倒により 骨折 疼痛 転倒恐怖症などから 活動性低下し 廃用症候群から 寝たきりになることが多い。
② 女性の場合は骨粗しょう症にかかりやすく 大腿骨頸部骨折のリスクが高い。
③ 傷害の有無にかかわらず 転倒そのものによる恐怖心や 歩行に対する自信喪失から 高齢者が自ら行動を自粛する
   ことにより 身体能力の低下をきたし 転倒リスクを高めてしまう悪循環に陥る場合がある。

転倒 転落 滑落の事故発生場所 (東京消防庁まとめ)
 居住場所 56,7%
 道路上  26,2%
 公衆が出入りする場所  17,1%

居住場所のどこで (同上)
 居室    63,8%
 階段     8,6%
 廊下通路  3,2%
 浴室     1,7%
 その他   15,7%

転倒予防のために日常生活で出来ること
① 歩きながら会話できないような人の場合は 歩くことに集中できるようにする。
② 環境整備 (室内環境を整える)
③ 自分のペースでゆとりをもって行動する。
④ 自分の運動能力を認識し それに適した行動をとることが可能であれば 安全性はより高くなる。
⑤ 歩行補助具(杖 歩行器 車椅子など)の整備 使用方法の熟知 使用状況の確認の習慣を。




Posted by こうべい at 11:24│Comments(0)
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